皆さん、下(しも)の物と上(かみ)の物ってちゃんと分けていますか?
簡単に言うと汚い物と綺麗な物を分けるということですが。
この辺りの感覚が結構個人差があるみたいなので少しお話を。
下の物と上の物は分ける
皆さんのご家庭ではどのくらい上下を分けているでしょう。
食器を拭く布巾と服と雑巾を同じ洗濯機で洗ったりしていないでしょうか。
これらは分けるべきだと考えます。
例えば「漂白剤で殺菌しているから大丈夫」とか考えているとしたら本当に大丈夫?
洗濯槽クリーナーをやったことがある人はわかると思いますが、洗濯機、汚いですよ。
消毒がどの程度効いているか心配ですが、完璧に効いているとしても菌は殺せても毒はものによっては消せません。
それに、気分的にも私は勘弁して欲しいですね。
今回の例では我が家は食器布巾は台所で手洗いのみ、服は洗濯機、雑巾はバケツで手洗いでやってます。
それぞれ洗った後はすぐに干して乾燥させることは一緒ですね、雑菌が繁殖しますし。
他の物も同様です。
掃除道具もトイレや玄関のような下の物は家の中の物とは分けたいですね。
外国では靴のまま家に入ったりするみたいですが、日本ではほとんどその様な人は居ないでしょうし。
上下を分けるのは昔の人の知恵
分けることが面倒臭いのは分かりますが、言い訳をしてもヤバイものはヤバイと思います。
それよりリスクがあるなら避けられる様に生活習慣を変えた方が堅いでしょう。
これが下の物と上の物を分けるという昔の人の知恵だと思います。
布巾であれば煮沸消毒するなどしてほぼ確実に滅菌することは可能ですが、やや労力とエネルギーと時間が掛かります。
そんなことするぐらいなら最初から分けておいた方がトータルでは楽で安全ですよね。
清めるには手間暇が掛かるということです。
ついでに言うと、もし、汚してしまったならば清めずにそのまま雑巾として使用する方が効率的です。
こうして上下を分けて、その汚れ具合によって使う場面を変えていく。
最後には一番下の物として使い、焼却又は廃却する。
細菌やウイルスなど解っていなかった時代から生活の知恵で昔の人はその危険性を避けつつ効率的な物の使い方を確立していたんですね。
病気になったら薬を飲めばいいやとか、汚れたら消毒すればいいやとかいうのはちょっと短絡的だと思います。
昔の人の方が物が少なかったからか工夫に長けていて、賢いなぁと思う一例です。
清ければ良いってものじゃない
逆に最近は清潔好きが極端で何でもかんでも上の物レベルで処理しようとしている人も居ますね。
いわゆる潔癖症というやつで、これもまた問題があります。
まず、効率が悪い、酷いと生活に支障が出るレベルも。
そして、もっと悪いのは細菌とウイルスと身体のバランスを崩してしまうということ。
何でもかんでも消毒してしまうと良い菌の働きもなくなるので身体に悪影響が出ます。
よく言われるのは腸内細菌の話ですね。
抗生物質を飲むと悪い菌も死ぬけど、良い菌も死んで腸内フローラがガタガタになるとか。
なんでも極端はいけません、バランスが大事です。
これは腸だけの話ではなく、皮膚でもそうですし、恐らく口腔内とかでもそうでしょう。
人間は人間の細胞だけで出来ている訳ではなく、大量の細菌(と恐らくウイルスとの)複合体なのです。
常在菌まで全滅させると手痛いしっぺ返しを受けても致し方ないというものです。
これ、人間の身体だけではなく、家とか社会でも同じだと思いますよ。
まとめ
雑菌まみれも困るけど、滅菌に拘るのも困りもの。
だから下の物だけでも困るし、上の物だけでも困る。
区別して使い分けて、共存させることが大切ですね。
ということで下の物と上の物は昔の人の知恵に従い分けましょうというお話でした。
知識を磨いて豊かに生きましょう。
ではまた。( ̄▽ ̄)/
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