皆さんの年齢はお幾つでしょうか。
歳を取ると身体が動かなくなってくる人が殆どだと思いますが、老化に関するお話。
全力を出すにも練習が必要
私事ですが小学生の頃、運動会で保護者が参加するリレー競争がありました。
運動場のトラックを保護者の方だけで走る、参加型の種目ですね。
当時6組の競争なので次々と同時に6人の大人が走るわけです。
で、見ているとその6人の内1人ぐらいは必ずと言って良いほどコーナーで転倒したり、ヨタついたりしているのです。
子供心に何故大人たちはあんなに転ぶのか?ひょっとしてわざとなのか?などど思っていたのですが、自分が25歳ぐらいの時にとある機会で運動会に参加となりました。
その結果、転びこそしませんでしたが足が攣りそうになり2、3回ぴょこぴょこと跳ねながら脚を庇って立て直しながら走りました。
当時大学卒業後3年、元運動部にも拘らずこの体たらく。
ショックと共に保護者リレーの親御さん達の気持ちがわかった気がしました。
体感して分かったことは、人間普段から全力を出していないと全力は出せるものではない、ということでした。
この経験から全力を出すトレーニングを始める、のではなく8割でも全力レベルのパフォーマンスを発揮するにはどうすれば良いかという方向に考える私は捻くれ者、その話はまた別の機会に。
要するに全力を出す練習をしていないといざ全力を出そうとした時に怪我をする可能性が高い、ということです。
若ければ身体が動くとは限らない
また、若い頃はそれなりに身体が動いたりするものですが、そうともいえない現象にも出会っています。
子供や学生に運動を教えても私が若い頃に比べて身体能力の個人差が広がっていると感じます。
例えば腕立て伏せが一度もできないとか、柔軟体操で長座(足を伸ばして座った姿勢)から爪先が触れない。
どころか横から見ると腰が90度も曲がっていないという若者も居ます。
このことから年齢だけの問題ではなさそうです。
勿論運動できる若者は大勢います。
しかし、高校時代に50m走8秒フラットという運動音痴の私よりも上記のように身体能力が低下している若者に出会うことが増えたのも事実です。
これは本人達に訊くとほぼ100%運動経験がありません。(学校や地域のクラブなど)
小学生の高学年でも身体が固まってきている子が居ます。
一応体育の授業で強制的に運動させている筈ですがそれだけでは質・量共に足りていないのでしょう。
普段から運動できる環境が必要です。
年齢もある程度ありますが、身体を全く使っていないと少年期でも退化が始まるということです。
いや、今、一歳にも満たない我が子を育てていますが、物凄い身体を動かしますから、乳児期や幼少期は好奇心で動き回るから運動が足りているだけで、強制的に動けないようにすればこの時期でも退化すると思います。
人間の身体は使わなければ退化します。
生存競争の中で使ってもいないことにエネルギーを割ける余裕なんて生き物にはありません。
(余談ですが進化とエネルギーバランスについては「天地創造デザイン部」というアニメが面白く学べると思います)
私も中学・高校・大学と運動部でしたが、卒業して運動しなくなり、社会人3年で上記の通りです。
歳なんて関係なく身体は使わなければどんどん動かなくなるんです!
そして逆に言えば必要とすれば退化しません。(でなければ老人が筋トレしても筋肉付く筈が無い)
日常生活をトレーニングの機会と捉える
しかしそうは言っても社会人になって運動する時間を取るのは結構大変です。
いや、取れる人は取った方が良いと思いますよ、勿論。
でも、使わなくなれば退化するということは、その運動、一生続けないと維持できませんよね?
そこで私は考えました。
一生トレーニングをするか、それともトレーニングをしなくても何とかする方法を見つけるか。
捻くれ者で面倒臭がり屋な私は後者の方法を模索しました。
結果、日常生活をトレーニングにすれば良いとの結論に至りました。( ̄▽ ̄)
掃除やら料理やら買い物やら生きていくために必要なことありますよね。
その時にちゃんと身体を使って生活するのです、許容できる範囲で。
ジムに行って、お金を払って、時間も使って、更に電気とかエネルギーも使ってトレーニングで身体を維持するって何か変だと思いませんか。
私なら逆に自転車を漕ぐことで発電して、それを売電してお金を貰えるとかにして欲しい。( ̄▽ ̄)
仕事ばかりでそういう家事とか一切やる時間がない人は通勤時間がトレーニングタイムです。
歩いたり、電車に乗るときは座らなかったり。
疲れていてそんなの出来ないよという人は、そもそも健康を維持するだけの時間や労力というリソースが足りていないのでそこから見直しですが。
便利な生活は実は身体を蝕んでいるんだと気が付き、日常生活で積極的に運動していく。
お金も掛からず、やっている運動には意味・目的があり、更に健康になる。
一石二鳥どころか三鳥です。(私はかれこれ20年以上そんな生活)
一つの事に複数の効果を持たせることがトータルお得だと私は思うのです。
毎朝健康のためにランニングをし、それを日課にして一生続けるのも一つの答えでしょう。
これだって日常生活がトレーニングになっているとも言えなくもないですし。
私ならそこに買い物がてらお店まで走るとか目的を追加しちゃいますが。
まとめ
というわけで老化は年齢というより生活で運動をしなくなっていくことが原因ですよというお話。
それを防ぐにはまずは日常生活で運動できるように工夫しては如何という提案でした。
これは初歩の初歩で、もっと深い話はまた別の機会に。
何でも歳のせいにせずに若々しく生きたいですね。
知識を磨いて豊かに生きましょう。
ではまた。( ̄▽ ̄)/
コメント